アニメ「DIABOLIK LOVERS」は、ヒロイン・ユイとドSヴァンパイア兄弟たちを描いた作品です。
好き嫌いがやや分かれそうな作品ですが、妖しげな雰囲気に「はまる」かも・・・しれません。
「DIABOLIK LOVERS」あらすじ
父親の海外転勤を機に、逆巻(さかまき)家に居候することになった小森ユイ。
ユイは大豪邸で暮らす、見目麗しい6人の兄弟と同居することに。
しかし、彼らの性格は最悪で、その正体はなんとヴァンパイア。
父親との連絡手段は絶たれ、危機的な状況の中、彼らとの共同生活が始まります。
右も左もヴァンパイア――テーマは吸血という名のエロスなのか・・・?
ビジュアルはきれいです。特に、坂巻家のヴァンパイアはとても美麗に描かれています。イケメンというよりは、美麗。
そして、吸血シーンがめちゃくちゃエロいです。
ヴァンパイアものなので当たり前かもしれませんが、ストーリーの核は「吸血」かと思うほど、とにかく血を吸うシーンが多い。
ヴァンパイアの坂巻兄弟は、ユイを押し倒したり、壁に押し付けたり、実にさまざまなシチュエーションで血を吸いまくります。吸う場所も首すじから、腕、鎖骨、内もも等々、バラエティ(?)ゆたか。
ユイが痛がったり嫌がるのなんてまったくおかまいなしどころか、むしろそれを楽しむドSヴァンパイアたち。ドSを通り越して残虐です。なのに、エロスを感じるこの不思議。
血を吸われるユイは「血をありがとう」と感謝されるどころか、「エサ」呼ばわりされ、泳げないのにプールに突き落とされ、寝室には勝手に入られ、まったくもってひどい扱いしか受けていません。
人権なんて言葉は皆無。
血を吸われすぎて貧血気味のユイにクランベリージュースを飲ませるシーンがあるのですが、そんな気遣いよりも休ませてあげて!と思ってしまいます。
いえね、これほど良い人が出てこないというか、ひとでなしばかりの作品ってあまり見ないので純粋にビックリしました。もっとも彼らは「人」ではないのですが・・・。
作品は違うけど、『黒執事』の悪魔さんのほうが断然紳士的。
正直、はじめは「これは無理かも」と思ったのですが、吸血シーンと声優陣の色っぽい声、それにドSヴァンパイアのビジュアルにすっかりノックアウトされてしまいました・・・。Mっ気はないんですけどね~。
回を進めるうちにだんだん嫌悪感が薄れ、吸血シーンを受け入れてしまっている自分がちと怖い。。
ヴァンパイア・エロスは半端ないです・・・。
なんだかんだでゲームも買っちゃったし。じわじわ~っと徐々に人の心を蝕んでくるような作品でした。
ちなみに本作は乙女ゲーム(恋愛シミュレーション)が原作なのですが、恋愛ものかと聞かれると、微妙です。
ストーリーはやや単調
とにかく吸血シーンが多く、流れとしては単調です。
恐怖におびえるユイに近づく⇒逃げようとするユイを押さえつける⇒無理やり吸血
坂巻家の兄弟は6人なので、このくだりは最低6回おこなわれます。(ときに複数人もあり)
ただ、本作は全12話ではありますが、1話15分なので間延びするほどではないです。
中盤以降は、6兄弟の生い立ちやユイの秘密なども描かれ、物語は動き始めます。
共通の敵があらわれ、ユイが危険な状態になると、彼らはユイを案じて助けようとします。序盤のユイの扱いを考えたら、すごい進化です。
ここらへんで、ようやくユイがヒロインぽくなり、ドS兄弟たちが急に良い人っぽく見えてくるのですが、ここで疑問が。

彼らはユイ(の血)を独占したいだけで、必ずしも「ユイのため」ではないのでは・・・?
そう考えると、あまりほだされてもダメかもしれません・・・。
破壊的ボイス&ヴィジュアルな坂巻アヤト
「超」がつくほど俺サマ気質の坂巻アヤト。というか、自分で「オレサマ」って言っちゃってます。
俺様キャラはあまり好みではないのですが、残忍に微笑む姿が、悔しいことにめちゃくちゃカッコいい・・・カッコいいのです。
それと、声(CV:緑川 光)も忘れてはいけません。
緑川さんボイスが破壊的すぎます!



ビジュアルも、声も、最高すぎる・・・
アヤトはお城のような大豪邸に住むドSヴァンパイアの三男ですが、好物が「たこ焼き」という可愛らしい一面もあります。
作品情報
配信中のVOD(2022年3月28日)
作品名 | DIABOLIK LOVERS(全12話) |
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原作/原案 | オトメイト(アイディアファクトリー・Rejet) |
製作年 | 2013年9月 |
おもなキャスト | 小森ユイ:末柄里恵 逆巻アヤト:緑川 光 逆巻カナト:梶 裕貴 逆巻ライト:平川大輔 逆巻シュウ:鳥海浩輔 逆巻レイジ:小西克幸 逆巻スバル:近藤 隆 |
評価 | [評価] |

