
アニメ「DIABOLIK LOVERS MORE,BLOOD(ディアボリックラヴァーズモアブラッド)」の原作、『DIABOLIK LOVERS MORE,BLOOD LIMITED V EDITION』をプレイしました。
初めてアニメを視聴したときの嫌悪感はどこへ?って感じですが、これもまあ慣れでしょう。

慣れってこわい・・・
Amazonのレビュー評価はイマイチの本作。賛否両論もはっきり分かれていたので、正直、手を出すか出すまいか迷いました。
・・・が、結局、誘惑に負け、現時点ではシュウ、ルキ、アヤトを攻略済み。(いずれもハッピーエンド)
結論から言うと、買ってよかった!!
アニメ版ではノーマークだった、無気力系ドSのシュウだけで元をとれた感じです。シュウ、好きだ~。
DIABOLIK LOVERS(ディアボリック ラヴァーズ)とは
アニメレビューのほうでストーリーについては触れていますが、おさらい。
吸血鬼との過激な恋模様を描いた作品。男の登場人物は全員吸血鬼、サディストかつ個性が強く性格が破綻している者が多いのが特徴。
ウィキペディア
MORE,BLOOD(モアブラッド)では、従来のキャラに、無神ルキ、コウ、ユーマ、アズサの4人が加わっています。
ゲームについて
『DIABOLIK LOVERS MORE,BLOOD LIMITED V EDITION』は、PlayStation Vita対応の恋愛アドベンチャーゲームです。
【Dark】【Maniac】【Ecstacy】の3部構成で、それぞれプロローグ、シチュエーションパート(1~6)、ストーリーパート(7~10)、モノローグから成っています。
シチュエーションパートは、基本的にはいろんなシチュエーションで吸血されるのがメイン。
なので、各話の繋がりやストーリー性はありません。個人的には吸血バリエーションに萌えるのですが、さすがに6話あるとちょっと長く感じることもありました。
ですが、メインシナリオとなるストーリーパートを進めるには、シチュエーションパートをこなさなければいけないので、ここは黙ってひたすら吸血されましょう(笑)
また、本作の主人公・小森ユイ(名前変換可)はかなり筋の入ったドMちゃん。
この手のゲーム(女性向けのシミュレーション)の場合、主人公に自分を重ねるプレイヤーもいると思いますが、ちょっと感情移入はしにくいかもしれません。
それに、相手によっては相当虐めてくるし、痛めつけてくるので、感情移入しすぎると辛いかも・・・。ほんと、あの人たち、真面目にひどいことしてくるんで(汗)
エンディングは3種類用意されており、物語の途中で選んだ選択肢によって上がっていく吸愛度(好感度?)、S度、M度の数値によって決まります。M度を上げていけば、ハッピーエンドであるヴァンパイアエンドを見ることができます。
ネタバレサイトによるとバッドエンドは相当きつそうなので、私はフルコンプは諦め、ただひたすらにハッピーを追い求めています。
キャラクターについて


こういうSM系かつホラーチックなゲームは初めてなので、ソフトそうなシュウから攻略しました。彼はね、めんどくさがりの無気力男子なので、あんまり酷いことされないかなと思いまして。
そして、このシュウが最高によかった! 無気力男子がまさかのエロ担当という(笑)
喋るのもめんどくさそうなのに、結構下ネタぶちこんでくるのが新鮮でおもしろかったですね。あんまり痛いこともされないし。声とか吸血音も色っぽくて最高!
それにひきかえ、アニメ版で気に入っていたアヤトはひどかった。俺様気質にも限度があります。
アヤトはひとことで言うなら残酷な子ども。登場するキャラは全員ドSヴァンパイアですが、その中でもひどかったなあ。いろいろとやりすぎで、ドSを通り越していました。もちろん、そういうのを乗り越えてハッピーエンドを迎えたときの喜びがあるのかもしれないですけど、うーん、私はちょっとイメージダウンしてしまいました。
ルキは本編ではあまりインパクトがなかったのですが、LIMITED V EDITIONで加えられたアフターストーリーがよかったですね。
おわりに
キャラによってはシチュエーションパートがかったるく思えることもありましたが、ボリュームはちょうどいいかなと思います。
ひどいこともあったけど、甘さと色もほどほどあって、楽しめました。
ただ、人によってはドM主人公に対しても、ドS攻略キャラに対しても、嫌悪感を持つかもしれませんね。ゲームだと割り切ってしまえば、なかなかおもしろいのですが。
あとは、攻略相手によってだいぶ楽しさが変わるので、1人目がつまらなくても、気長にプレイすることをおすすめします。