アニメを観て気になったので、PSVITA®専用ソフト『マジきゅんっ!ルネッサンス』をプレイしました。
「マジきゅんっ!ルネッサンス」とは
「マジきゅんっ!ルネッサンス」は、芸術が魔法になる世界を舞台にした、恋愛アドベンチャーゲーム。2016年にはアニメも放映されました。
魔法芸術家(アルティスタ)を目指すため、私立星ノ森魔法芸術高校に転校してきた主人公・愛ヶ咲小花(名前変換可)。
転校早々、伝統的な文化祭「星ノ森サマーフェスタ(星フェス)」の実行委員に選ばれた小花は、同じく実行委員である6人の男の子たちと星フェスに向けて日々を共にします。
やがて、小花と意中の彼は、最優秀の男女に贈られる称号「アルティスタ・プリンス&プリンセス」を目指し始めるのですが・・・。
ゲームについて
序盤にアンサンブルのペアを選びますが、選んだ相手が攻略対象となります。以降は、各キャラのルートに入るので、基本的にはペアの相手とベッタリです。
本作はゲーム中に選んだ選択肢によって、エンディングが変わります。
エンディングは、「Love kyun ED」「Pure kyun ED」「Good kyun ED」の3種類。私は恋愛度が一番高い「Love kyun ED」のみクリアしました。
「Love kyun ED」には特別アニメーションが用意されており、そこでは意中の彼との朝チュンが描かれています。そんなわけで、糖度はかなり高め。
だけど、「恋愛度」というわりには、この手のゲームには珍しく、ステータス(恋愛段階、好感度など)がありません。だから、攻略相手との距離感や恋愛段階がイマイチわからない。
「Love kyun ED」だけを目指すのであれば、ベストな選択肢を選んだ時に目印(ヒント)が出るので、クイックセーブ&ロードを繰り返せば、確実にエンディングを迎えられますが、それ以外は意外と難しいかもしれません。
ステータスなし、ミニゲームもなしなので、ゲームとして楽しむというよりは、キャラやシチュエーションに萌えるだけという気がしなくもないです。
一応、壁ドンや嫉妬など、萌え要素は色々用意されています。
シナリオについて
端的に言うのなら、主人公が迷える青年たちと様々な問題を乗り越えていくことで、恋愛に発展していきます。
彼らの悩みは進学だったり、留学だったり、比較的普通の学生さんと似通っています。アルティスタとはいっても、やはり高校生なんですね。
そう言った意味では、キャラは比較的身近な存在といえます。
ただ、残念ながら、ストーリーに引き込まれる部分はとても少なかったと思います。
そのせいか、やたら長く感じてしまい、途中で飽きてしまいました・・・。
一人ひとりの生い立ちや背景は悪くないんですけど、過程の描き方なんですかね。恋愛のほうも、いつから恋愛モードになったのか、はっきりしないところがありました。
キャラクターについて
アニメから入っているので、ある程度は知っていましたが、より深く彼らを知れたのはよかったです。
ちなみにアニメでは奏音押しだったのですが、ゲームでは帯刀(たてわき)先輩に変わりました。
奏音はね、途中からタメ口利かれるのに抵抗が・・・。主人公のこと、呼び捨てだし。。せめて、モネのように、「花ちゃん先輩」とかだったら可愛げがあるんですけどね。
帯刀(たてわき)先輩は、元気で明るくて純朴そうだったので、彼がどう化けるか楽しみだったのですが、なかなかのオトコマエでした。
キスシーンもエンディングも、彼が一番萌えたかな。
総評
買ったことは後悔していませんが、私にはあまり合いませんでした。
アニメで気になったキャラたちの背景や性格をより掘り下げて知れたことはよかったですし、シチュエーション萌も楽しめたので、そこは満足です。
ただ、ゲームとしては、ちょっと物足りない部分があります。
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