アニメレビューを中心とした個人ブログ。感想には一部ネタバレが含まれます。(旧:恋キャラ アニメレビュー)

アニメ「ひとりじめマイヒーロー」絆を描いた青春BLストーリー

アニメ「ひとりじめマイヒーロー」レビュー・感想今回見たアニメは「ひとりじめマイヒーロー」。

小学校の頃に絶交したきりだった健介と支倉。そして、ケンカが強く「熊殺し」と呼ばれていた康介とヘタレヤンキーの勢多川。

高校を舞台に、彼ら4人が繰り広げる少し切ない青春ラブストーリー(BL)です。

あらすじ

自分の「居場所」を求めていたヘタレヤンキーの勢多川正広は、めっぽう強くて”熊殺し”の異名を持つ大柴康介と出会います。

康介に憧れ、舎弟となった勢多川ですが、高校1年生になったある日、突然康介から「お前の気持ちには答えられない」と告げられます。

困惑する勢多川は、徐々に自分の気持ちを自覚し始め…!?

「ひとりじめマイヒーロー」は絆を描いた青春BLストーリー

アニメ「ひとりじめマイヒーロー」は、「教師×生徒」と「幼なじみ」の2つの絆を描いた青春BLストーリーです。

と書きつつ、dアニメストアのジャンルは「ドラマ/青春」になっていたことから、BLだとは思わずに見始めたワタシ。

とくに、金髪、ピアス、三白眼の勢多川は、あまりBLにはいないタイプだったので、BLっぽさはありつつも、「BLなわけないか!あれ、でもなんか頬染めてるぞ」みたいな混乱がありました(笑)

勢多川の心の変化

2つの絆が描かれる本作ですが、一番心にぐっときたのは、「教師×生徒」の勢多川です。

言い方は悪いですが、空っぽだった勢多川の心の変化がよく描かれていたと思います。

勢多川は子どもの頃からネグレクトに合っていて、ヤンキーのぱしりになることでようやく自分の居場所を見つけた少年です。友達もおらず、ただ孤独に生きていました。

自分を助けてくれるヒーローなんてこの世にいない、そう思っていたところに現れたのが康介です。

康介と出会って、勢多川はヤンキー仲間と決別し、高校へ行き、ちゃんと自分の気持ちを相手に伝えることができるようになりました。

そんな勢多川の成長は本作のひとつの見どころです。

最終話で涙がほろり

ようやく想いが通じ合い、はれて康介と勢多川は恋人同士に。

幸せ絶頂の勢多川でしたが、徐々にふたりの関係がばれることに臆病になり、思い詰めていきます。

康介のことが好きな気持ちと、康介が自分のせいで学校を辞めさせられてしまったらという不安でいっぱいな勢多川。なのに、勢多川ファーストな康介は「バレたってかまわない」と言って、余計に勢多川を追い詰めてしまいます。

お互い大好きなのに、心がすれ違っていくふたり。

勢多川と康介の想いや決断が丁寧に描かれた最終回は、思わず涙がこぼれました。

支倉のアプローチが性急すぎる

1~3話は、「幼なじみ」の健介と支倉のエピソードとなっています。

高校で再会した元親友のふたり。なんで「元」かというと、小6で転校した支倉に健介が絶交を突き付けてしまったから。

健介はずっとそれを後悔していて、再会しても素直に喜べず、普通に接しようとする支倉から逃げて回ります。

ようやく仲直りしたと思いきや、健介のことが好きで仕方ない支倉から「もう一度絶交するか、自分に抱かれるか」の選択を迫られ…。

この話で一番かわいそうなのは、健介ですね。支倉にはニブチン扱いされ、勢多川には支倉を追い詰めた人みたいに言われ…。

支倉は玉砕覚悟だったかもしれませんが、やや性急すぎる気が。

まだあどけなさの残る健介のことを本気で想うなら、もう少し時間をかけてアプローチしてあげてもよかったのでは、と思ってしまいました。

やさしい世界

毎日のように大柴家で夕食をとる友人たち。

はじめは他人事ながらメーワクなって思ったけど、康介・健介の母親も、料理を作る勢多川も誰も嫌がってなくて作品自体の世界観がやさしいことに気づきました。(材料費をどうしてるのかは気になりますが)

あと、思春期の男の子たちが、色眼鏡なく、同性カップルを受け入れてるのもよかった。

友人の福重だけは、康介と勢多川の仲を知って「キモイ」と言っちゃいますが、同性カップルに対する嫌悪ではなく、別の理由でしたし。

加えて、キモイ言った福重に対して烈火のごとく怒った健介。見た目はかわいらしい健介から、すごい男気を感じました。

友人であれ、自分の大切な人を揶揄されたときに誤魔化さない姿勢は大切ですね。

気になる!TPO問題

全体としては良い作品だったのですが、気になる点もちらほらありました。
しかも、ストーリーや作画といったことではなく、「TPO」です。

ひとつは「タバコ」。

本作において「タバコ」は康介と勢多川のやりとりに関係するアイテムでもあるので、康介がヘビースモーカーであることは別にいいです。

ただ、教師なんだし、歩きタバコはやめてほしかった。

あと、校内や人のいるところで生徒に迫るのは、ありえないですね。いくら恋人同士とはいえ、教師としても大人としても軽率としかいえません。

康介としては勢多川ファーストでふるまっているのでしょうが、そんな態度が余計に勢多川を不安にさせたのではないかと思ってしまうのです。

原作コミック

「ひとりじめマイヒーロー」の原作コミックは10巻まで発売中です。(2021/5/1時点)

2021年5月31日には、最新刊の11巻が発売予定となっています。

アニメ情報

最後に、アニメ「ひとりじめマイヒーロー」が見れるおもなVOD配信サイトをご紹介します。(2021/5/1時点の情報です)

作品名ひとりじめマイヒーロー
原作/原案ありいめめこ(月刊「gateau」連載/一迅社)
製作年2017年
おもなキャスト大柴康介:前野智昭
勢多川正広:増田俊樹
支倉麻也:立花慎之介
大柴健介:松岡禎丞
評価★★★☆☆

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