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ゆっちん
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「黒執事II」最終回ネタバレ感想&解釈

黒執事II感想

この記事はネタバレを含みます。
以下、完全にネタバレ感想と、管理人なりの解釈となりますのでご了承ください。

ネタバレなしの感想はこちら

ゆっちん

ここからネタバレ!

アニメ「黒執事Ⅱ」のエンディングについては、賛否両論の嵐だったようだ。

私自身、最終話を観た直後は、悪魔にされたシエルも、哀しげな顔のセバスチャンも痛々しくて、納得できなくて、色々な方のブログを見て回った。

それから、もう一度作品を見直してみると、だいぶ感想も解釈も変わってきたので、ここに書き留めておこうと思う。

黒執事Ⅱ最終回のネタバレ考察

不本意な結末

まず、悪魔になってしまったことはシエルにとって予想外の事であり、不本意だったはずだ。

ただ、第三話でも言っているとおり、「嘆くなら抗え! 悔やむなら進め!」がシエルの信条であり、生き方である。

そんなシエルだからこそ、悪魔化したことをメソメソと嘆かず、潔いまでに自分を知る人たちの前から姿を消す決意を固めたのではないだろうか。それは決して自暴自棄になったわけではなく、嘆かず、ただ進むしかないというシエルの強さである。

そして、あれほど切望したシエルの魂を永遠に食べることのできなくなったセバスチャン。
はじめは、ご馳走を失ったことにがっかりして、しょぼくれているのかと思ったが、それだけではないはずだ。

セバスチャンにあるのは、シエルの命令をある意味完遂できなかったことへの悔やみではないかと思う。

第十一話で、瞬間的に自分を取り戻したシエルは「命令だ。さっさと僕の魂を食らえ!」と命令した。しかし、その命令は永遠に遂行することはできない。

予測できなかったとはいえ、セバスチャンは主人であるシエルが一番望まない結末を与えることになってしまったのだ。

シエルの決意

最後、シエルはそんなセバスチャンを半永久的に自分の側に置くこと決めた。
もしも本気でセバスチャンに腹を立てているなら、「もう二度と自分の前に姿を見せるな」と命令することもできたはずだ。

だが、そうしなかったのは、セバスチャンがシエルに異常なほど執着していたように、シエルもまたセバスチャンに執着していたからではないだろうか。

自分を食べてもらえないのなら、ずっと今の関係を続けようと。主従という鎖をもって、これからはじまる永い時間、互いで互いを縛りつけ合おうと。

セバスチャンはといえば、シエルの何にも屈さない気高い魂に魅かれていたはず。
そんなシエルが悪魔になったと確信したとき、その崇高な魂が穢されたと思ったことだろう。けれど、たとえどんな絶望の中でも常に凛と進もうとするシエルの本質は変わってはいなかった。

だからこそ、その魂は永久に口にすることはできなくても、セバスチャンはそんなシエルの魂と添い遂げようとしたのではないだろうか。

行き着く先

最後に彼らの行き着く先はどこなのか。

これについては、何百年先になるか想像もつかないが、私は「消滅」だと考えている。

オープニングにも消滅を彷彿とさせるシーンがあることや、皮肉にもシエルが悪魔化したことで寿命の縛りがなくなりそれも不可能ではなくなったのだ。

シエルもセバスチャンもたぶん考えていることは同じ。
共に生き、共に消滅する決意あるいは望みを手に入れた・・・そんな気がしてならない。

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