私は聖闘士星矢世代だ。学生時代はグッズも買ったし、コミックも全巻持ってたし、同人も描いたし、コスプレもしていた。
その熱が今もずーーっと続いているわけではないが、時々ふっと再燃することがある。やはり青春時代に大好きだったものは、おとなになってもそうそう変わらないのだろう。
そんな再燃中に見つけたのが、「聖闘士星矢 – 黄金魂 soul of gold -」（以下、黄金魂）だ。タイトルからして、ゴールドセイント好きにはたまらないことがわかる。
こんな方におススメ
ゆっちんおススメ度：★★★☆☆
聖闘士星矢が好きな方、好きだった方。本作単体で見ても問題ないと思うが、TVアニメ「聖闘士星矢」や、OVA「聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編」を見ている方には、感慨深い内容だ。
今回の敵、ゴッドウォーリアーといえば、アスガルド編で青銅聖闘士が苦戦した相手。まさかの再戦である。
キャラクター自体は変わっているが、ジークフリートの兄や、ヒルダ・フレアといった懐かしい面々も登場するのが、旧来のファンにはうれしいところ。
「聖闘士星矢 – 黄金魂 soul of gold -」あらすじ
冥王ハーデスとの戦いの最中、自らの命と引き換えに嘆きの壁を破壊した12人の黄金聖闘士たち。
この世から消滅したはずの、黄金聖闘士・獅子座のアイオリアはアスガルドの地で目覚める。
そして、自分がなぜ蘇ったのかわからないまま、追手から逃げる少女・リフィアと出会い、アスガルドの神オーディーンに仕える神闘士（ゴッドウォーリアー）との戦いに巻き込まていく。
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【公式】聖闘士星矢 黄金魂 第1話「よみがえれ！ 黄金伝説」
ゆっちんここからネタバレ
厳しい戦い
アスガルド編で闘った青銅聖闘士に比べれば黄金聖闘士は桁違いに強いし、12人もいるから楽勝･･･と思いきや、ある要因から本来の力を発揮できず、アイオリアを始めとする黄金聖闘士たちは苦戦を強いられてしまう。
それでも、昔は仲が良いとは決して言えなかった黄金聖闘士たちが、時に協力しあう姿が何とも言えない。その反面、友人だったカミュとミロが対立してしまうなど、気の抜けない展開が続いた。
本作最大の謎、「誰が何の目的で黄金聖闘士を蘇らせたのか」もあり、ストーリーとバトルの両輪でたのしめる作品だ。
「聖闘士星矢-黄金魂 soul of gold-」の美味しいところ3選
黄金魂では、獅子座のアイオリア以外もみな復活する。黄金聖闘士好きには、その事実だけで十分おいしいのだが、もう少し掘り下げてみようと思う。
デスマスクとアフロディーテが善人に！？
かなり衝撃だったのは、デスマスクとアフロディーテだ。
デスマスクは理由があるとはいえ、なんか別人と思えるくらい「良い人」になっていた。まあ、善だけの人間も悪だけの人間もいないということなのかもしれないが。
アフロディーテにいたっては、意外な暗躍で仲間の危機を救うという活躍ぶり。
正直、このふたりについては本編であまりいい扱いがされていなかったので、汚名返上で喜ばしい限りだ。
アスガルドでも超有名！双子座サガ
本作においても、サガの強さは頭ひとつ抜きんでていて、サガ推しとしてはそれだけで「ごちそうさま！」の気分だ。
ゴッドウォーリアーからも「最強の黄金聖闘士」とまで称されていて、知名度もバツグンということがわかった。さすが、サガ！
過去に色んな試練を乗り越えたサガは、元来持ち得る実力もさることながら、冷静な判断力も兼ね備え、より最強の名にふさわしい聖闘士になったのだと思う。
初披露！？闘う射手座アイオロス
射手座のアイオロスも、好きだ。
だが、本編では回想にしか登場せず（死亡してたから）、射手座の聖衣はいつも星矢が纏っていた。アイオロスの魂と聖衣は何度星矢の、アテナの窮地を救っただろう。
それはそれでいつも感動していたが、当時は「射手座の聖衣を纏ったアイオロスが闘う姿は見れないのね･･･」って残念に思ったこともあった。
それが！！
黄金魂では、アイオロスが射手座の聖衣を纏って闘っているではないですか！
本作の主人公は弟のアイオリアだが、私としては闘うアイオロスを拝めただけで十分すぎるほど十分だった。
「聖闘士星矢-黄金魂 soul of gold-」の残念な点
黄金魂は、黄金聖闘士推しからすれば、待望の黄金聖闘士が主役のアニメーションだ。
なのに、なのに･･･作画がかなり残念なことに。
イケメン揃いの黄金聖闘士の美しい顔立ちが崩れている！点は、とても残念だった。
とくに大好きなサガにいたっては、ピクシブ百科事典に『太眉サガ』が載ってしまうほど眉毛が太い（涙）
ほんと、勘弁してくれとしか言いようがない。
だって、教皇の間で星矢に見せたあの清らかな美貌とは別人ですよ？
サガ推しの人は、脳内で補正しながら視聴しましょう！
結論：黄金聖闘士推しなら見て損なし！
もしかすると、「私の推しはこんなヘンテコ顔じゃないよ！」と思うかもしれない。
それでも、黄金聖闘士が主役のアニメーションはこれが最初で最後かもしれないし、見ておいて損はないはずだ。
